ユーグレナに欠点・問題点はないのか?

ユーグレナに欠点・問題点はないのか?

結論 欠点らしい欠点はない

結論 欠点らしい欠点はない ユーグレナには、結論から先に言うと欠点らしい欠点がありません。
食品・食料として考えるだけでも、生産のためには太陽と空気と水だけがあれば良いので、米、小麦、トウモロコシ、その他の食糧となる植物や牛、豚、鶏、その他の動物では、栽培や飼育するための大地が不要で、大地が足りなくなれば、森林などの環境を破壊して開墾する必要もユーグレナにはありません。
また、栽培や飼育のために使用する化学合成の飼料。肥料などによる健康被害が出たりする危険性もありません。
更に、飼料・肥料を作るための石油エネルギー消費やそれによる二酸化炭素の排出もユーグレナにはありません。

とうもろこしなどから作るバイオエネルギーでは、本来、食糧として利用されていた物であるので、バイオ燃料に転用すると本来必要となる食糧不足を招きかねませんが、その心配もユーグレナは不要です。

しかも、ユーグレナ単独で、人間の生命を維持するために必要なほとんどの栄養成分が含まれ、味さえ無視すれば、ユーグレナのみでも良いほどの高い栄養価がある上に、成長が早く、容易に多くの人が利用できると言うメリットがあります。


ユーグレナ自身には毒性はないのか?

ユーグレナを培養するために、化学肥料を使わないからと言っても、ユーグレナ自身に健康被害をもたらす毒性などがあれば食品・食料としては問題となります。
その点の問題は無いのでしょうか。

ユーグレナを大量培養する前に徹底的に動物実験などが行われ、あらゆる角度から、人体にとって、無害であることが証明されています。
無害であることを証明するために行われた実験としては以下があります。

マウスによる急性経口毒性の有無、

マウスによる長期間反復経口投与での毒性の有無、

遺伝毒性やがん原性の有無を確認する復帰突然変異試験Amesの実施、

マウスによる潜在的がん原性の有無をスクリーニングする小核試験の実施、

DNAに損傷を与えないかを確認する「Rec−assay:致死感受性試験」の実施、

菌類や有害重金属等による安全性試験の実施、

アレルギー有無試験の実施、

多量に摂取すると皮膚障害を起こすおそれのあるフェオホルバイド含有量調査試験の実施、

残留農薬および動物用医薬品780項目一斉分析試験の実施。

尚、ユーグレナのみを食することは、ほとんどないため、加工される段階において一緒に使用される材料、添加物による安全性は、その商品毎に行われる必要があることは言うまでもありません。

あえて考えるユーグレナの今後の問題点

あえて考えるユーグレナの今後の問題点 今後は、地球規模の食糧問題、代替エネルギー問題、二酸化炭素による環境破壊問題を実験的ではなく本格的に解決する程の大量培養を行うようになった時に、今では考えられないような新たに懸念されるべき問題がないかを、ユーグレナの可能性が大きいだけに十分にケアしなければならないことが問題点と言えば問題点となります。